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Love Live!Aftertalk

妄想をただ書き連ねる覚書。

ラブライブ!ハイライト 第3話「ファーストライブ」

お久しぶりでございます。

今回からまた「ラブライブ!」考察へと戻っていきたいなと思います。

その前に前回「HPT」記事をお読み頂いた皆様に感謝を

インプレッションにも関わらず好意的な感想を多数頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいでございます。と同時に、「ラブライブ!サンシャイン!!」を取り巻く環境が「良い意味で」変化してきていることも実感し、初期から作品を応援してきた身としても嬉しい気持ちになりました。

当ブログに関しましては...今後とも妄想をもとにしたと駄文ばかりと思いますが、引き続きご愛顧頂ければと思いますm(__)m

 

...さて、今回は第3話「ファーストライブ」です。

度々ブログやTwiiterでも発言しています通り、私が他人に「ラブライブ」を進める際には「とにかくこの3話までは見て!」とお願いしています。理由としては、この「3話」を機に物語に躍動感が生まれるから...でもあります。(逆にここで乗れない方には、厳しいかな...とも思いますが)

それだけに大事な回!

...ではあるのですが、正直ストーリーが分かりやすく、それほど考察する要素がありません(笑)。ストーリーが分かりやすいだけでなく、台詞で説明する部分もあったり、見ていれば大体何がどういう意図で起きているのかは分かる回なので...(そういう意味ではよく出来た回とも言えますね)。

とはいえ、なんでもねちっこく「考察」するのが売りの当ブログではありますので、今回も出来る限りきっちりやって行こうと思います。よろしくお願いいたします!

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 ■第3話STORY

 新入生向け「部活発表会」でのファーストライブに向け練習に励むμ's。オリジナル楽曲も手に入れ、練習にも力が入ります。とはいえ未だ校内での知名度もほとんど無い彼女たちにとって大切なのは「集客」。校内・校外での「チラシ配り」も開始。またことり製作の衣装も完成。ところが「恥ずかしがり屋」の海未にとってはどちらも「ハードル」の高いもの。とはいえ「人前」に出るのが基本のアイドル稼業。この程度の「ハードル」はクリアしなければなりません。穂乃果の「この3人」で「やり遂げたい」という強い思いを受けた海未もいよいよ覚悟を決め、ライブ前に3名の結束も強まります。当日にもぬかりなくチラシ配りを続けますが、反応は芳しくありません。とはいえやってきたことに自信を持つ3人。ライブへも一定の自信を以て臨みますが....。なんと観客は0。あまりにも「残酷」すぎる「現実」がμ'sに突きつけられます。穂乃果は「世の中そんなに甘くない」と必死で現実を受け入れようとしますが、その「現実」の重さは一人の少女が受け止めるにはあまりにも「辛すぎる」もの。崩れかけた穂乃果とμ'sを救ったのは、花陽。自分たちのライブを求めてくれる「たった一人の観客」を得たことで、今一度「なんのために練習をしてきたのか」の意味を問い直した穂乃果。ライブ継続を宣言します。披露する楽曲は「START=DASH!」。会場には次第に人が集まり始めます。花陽に釣られてやってきた凛。なんとなくμ'sが気になって仕方ない真姫。影から見守る希。スクールアイドルに対して思惑があるらしい、にこ。そして生徒会長の絵里。後にμ'sとして活動することになる9人が、「完敗」の「ファーストライブ」に集結しています。自分たちの現状と不思議なほどにマッチする楽曲は、この日ライブを見た人々の心にも「なんらかの影響」を与えます。厳しい環境の中で見事1曲をやりきったμ's。「これ以上続けてどうするの?」という絵里の厳しい追及にも「続けます!」と毅然と答えます。「続ける」理由は、ライブをすることで改めて自分の中に「スクールアイドルを続ける意味」「やりがい」を見出したから。「いつか私たち...必ずここを満員にしてみせます!」。「廃校阻止」をきっかけに始まったμ'sの活動。そんな彼女たちに新たに生まれた「願い」「目標」「完敗からのスタート」は、同時に彼女達の「新たな物語の始まり」を予感させます。

 

■第3話での登場人物プロフィール

高坂穂乃果

前回では1回登るだけでばてていた階段登りや、ダンスレッスンも順調にこなすなど、成長を見せる。チラシ配りを恥ずかしがる海未には、海未がトレーニングで自分に課した課題を引き合いに出してやる気を喚起するなど、「無意識のモチベーター」としての才能も発揮する。「観客0」には打ちのめされるものの、花陽の存在に救われ「μ'sの継続」を決意。「いつかこの会場を満員にする!」。彼女には新たな願いが生まれ、それがμ'sを力強く導いていくことになる。

南ことり

ことりデザインの衣装は抜群のかわいさ。服飾デザインの実力を早くも見せつける形に。海未から「スカートはひざ下」と脅迫されていたものの、頑なにミニスカートデザインを通すなど、我の強さも見せる。またチラシ配りでも以外な実力を発揮。この辺りは後々の伏線。

園田海未

前回は「鬼軍曹」としての実力を見せつけるも、今回は防戦一方の展開。「アイドル」とは「恥ずかしさ」との戦いであることを改めて認識させられる形に。彼女にとってはこの「恥ずかしさ」との戦いはシリーズ全編を通しての「テーマ」にもなる。

小泉花陽

相変わらず「スクールアイドル」への憧れを胸に秘めながらもそれを表には出せない日々。μ'sファーストライブに行くことを真っ先に宣言するも、凛に「陸上部」へ連行されたせいでライブ開始に間に合わない事態に。とはいえ彼女がギリギリ駆け付けたおかげでμ'sは活動を継続するわけで、花陽の存在はμ'sそのものにとって非常に重要であることが明らかになる回となった。

星空凛

花陽の悩みには未だ気付かず。「かよちん運動してみたいって言ってたじゃん」と花陽を陸上部に連行する(笑)。陸上部の見学を切り上げた花陽に釣られるようにやってきた講堂でμ'sのファーストライブを見ることに。アイドルへの理解も知識も無かったが、μ'sの渾身のパフォーマンスには素直に拍手を送っていた。

東條希

今回目立った活躍はないものの、「μ'sの活動」をなんとなく気にしている絵里が「ライブを見に行きやすいよう」に自分は「帰ったふり」をする...という地味なアシストを行う。未だになぜμ'sを支援しているのか...の明確な理由は明らかにならず。

絢瀬絵里

μ'sのライブはなんだかんだ気になって見に行くことに。なぜAP部屋に行ったのか...という理由は後に明らかに。ツンデレにもほどがあるぜ、エリチさん。

西木野真姫

μ'sの練習をこっそり見に行って穂乃果に捕獲される...などやはり脇の甘さを見せる。そこが可愛いのだが。ライブもこっそり見に行く。見事3人でのパフォーマンスを見せたμ'sには素直にリスペクトの拍手を送る。

矢澤にこ

今回も出番はほとんどなし。ライブにはこっそりと潜入し、μ'sの様子を見届ける。今のところ最大の「謎の人物」。

■第3話を読み解くポイント

☆その1「努力の過程」

前回、海未の指摘によってアイドルでありながら「体力作り」をする意味を悟った穂乃果たち。努力の成果は具体的な「動き」で表現されます。

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苦労していた「階段のぼり」や「ダンスレッスン」を順調にこなしている姿を見せることで、「具体的な練習過程」を省略しつつ成長を表現することが出来ます。またその様子は常に希が確認済み。

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希は彼女達の努力をきちんと把握しています。

μ'sの努力と成長を主観的にあるいは客観的に見せる必要があるのは、今回の物語が「努力」に対する「成果」のお話だからでもあります。

「努力」した結果が正しく「結果」に結びついてくれれば、そりゃ一番良いんですが、世の中そう「単純」ではありません。

ただ「努力」が「無」に終わることばかりか...と言われると、そちらもそう「単純」ではない。そういうお話。

 

☆その2「μ'sミュージックスタート!」

練習を「こっそり」見学に来た真姫を目ざとく見つけた穂乃果。

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自分が「START=DASH!」の作曲者であることを頑なに否定するものの、μ'sメンバーには完全に正体を見抜かれております。そりゃ、他にμ'sの活動を知っている人自体いませんしねぇ。

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やはり「他人のために初めて曲を作った」以上、真姫にとってμ'sはもはや無視できない存在。ただし、自分からは相手に対して積極的に行けない「人見知り」な真姫を半ば強引に「自分たちの仲間」に引きずり込む穂乃果。

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穂乃果のちょっと強引なパーソナリティは、奥手な真姫にとっては丁度良いバランス。「μ'sが歌ったバージョン」の「START=DASH!」を真姫に聞かせる穂乃果。再生ボタンを押すのと同時に発する掛け声は「μ'sミュージックスタート!」。

ライブで使われ続けていたフレーズがTVアニメで初めて登場した瞬間。文字通りアニメの中ではμ'sの音楽が「動き出す」瞬間に使用されました。アニメ化するまでに3年以上の月日がかかった「ラブライブ!」。それだけに、アニメ化以前から存在した「フレーズ」や「シーン」などが多数ある作品でもあります。しかしTVアニメ「ラブライブ!」はそういった「フレーズ」や「シーン」への配慮を忘れません。長くファンに親しまれてきたものこそ「文脈」としてしっかり「再利用」する。この精神も、1期2期通して貫かれるものの一つですね。

(ここからOPテーマに突入する演出も白眉でしたね~)

 

☆その3 海未の「弱点」

前回、アイドルを「舐めていた」穂乃果とことりに、「アイドルが持つアスリートとしての一面」を伝えることでその襟を正した海未。彼女の指摘があったからこそ、穂乃果は真姫の説得に成功するなど、早くもμ'sにとってなくてはならない人物になりました。

しかし今回はそんな海未の弱点が明らかに。それは極度の「人見知り」とそこから来る「恥ずかしがり屋」な一面でした。

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他者から「評価」され、「相対化」されるのは「アイドル」に限らず「表現者」ならば当たり前のこと。しかし常に「自分」と向き合い「頂点」を目指してきた「アスリート」である海未にとっては、畑違いの場所でもあります。

前回は「アイドル」のもつ「アスリート」の一面を伝える役割を果たした海未。しかし、今回は「アイドル」が「アイドルたる所以(ゆえん)」を穂乃果とことりに「教わる」ことになる。ここには2話と3話を対比させつつ、セットで見る事で「アイドルとはなんぞや?」ということを理解させようとする作り手側の狙いを感じます。

また穂乃果・ことりの後押しを通じて「苦手」を克服していく海未の姿は、前回との対比になるもの。前回のお話を通して「海未がμ'sになぜ必要な存在なのか」を示したように、今回は「穂乃果とことりがなぜμ'sに必要なのか」を端的に表現していることにもなります。

更に3人がお互いをそれぞれリスペクトしつつ、励ましあって成長していく過程は「チームもの」の作品からは切っても切れないもの。元から強かった3人の絆が「スクールアイドル活動」を通じてより強くなっていくことで、視聴者もこの「3人」を自然と応援したくなる。そんなシナリオ構成が上手に組まれているな...と改めて感じました。

また「評価」とそれに付随する周囲の「応援」。

このあたりも、「ラブライブ」においてはひとつ重要な「モチーフ」になっていきますね(特に2期以降)。

 

☆その4 やるべきことはやった....からこそ。

いよいよライブ当日。当日朝までぬかりなくチラシを配り続けるμ's。そこには苦手なチラシ配りを克服した海未の姿もあります。

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ダンスレッスンも、基礎体力作りも、オリジナル楽曲も全て怠らず準備した。集客のための努力も最後まで頑張った。「神頼み」もした。努力は人一倍した。あとは目に見える「結果」だけ。

彼女達がその「結果」をいじらしいほどに求めるほど、視聴者も彼女達に感情移入せざるを得ません。

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ここまでの布石があるからこそ、この後の展開が残酷に映るわけでもありますが。

 

☆その5「観客0」から「1」へ...。

大きな期待と自信を以て臨んだファーストライブ。しかし彼女達に突きつけられた現実は「残酷」なものでした。

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広い講堂で彼女達を待ち構えていた観客は「0」。今年の新入生が全員で「クラス1つ分」しかいない....という事実があるにせよ、あまりにも残酷な仕打ち。

高校2年生の少女3人組にとっては、あまりにも「キツい」出来事です。

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この状況を受け止めきれないことりと海未に「世の中そんなに甘くない!」と必死に答える穂乃果。しかしそんな彼女の脳裏にはこれまでの「努力」がフラッシュバックします。

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今日、この日のために積んできた様々な「努力」。それも全てはこの日のライブで「素晴らしいパフォーマンス」を見せるため。しかし、その「パフォーマンス」を見せる「相手」がいなければ全ては「無意味」...。

ゆっくりと、しかし確実に現状を「理解」した穂乃果。

気丈に振舞っていた彼女もまた、いよいよ限界を迎える...その刹那

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(このギリギリの瞬間の表情がとても素晴らしいです)

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ライブ会場へと駆け込んでくる一人の「お客さん」。それは唯一「μ'sのライブを見に行く」と宣言してくれた花陽でした。

f:id:ishidamashii:20170424002659j:plain自分以外の観客が「一人もいない」異常事態にも関わらず、そちらではなく「ライブが行われていないこと」に疑問を投げかける花陽。

彼女にとっては「他のお客」など関係なく「μ'sのライブ」だけが大事なのです。

「自分たちのライブを見るために駆け付けてくれた人」を認識した穂乃果。

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崩れかけた自分の心の弱さを振り払うように、「やろう!」と二人に宣言します。その理由は「今日、この日のために頑張ってきたから」。

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「廃校を阻止するため」でも「部活の仲間を増やすため」でもなく、「自分たちの努力を無駄にしないため」そして「自分たちがやりたいことをやるため」に、ライブ実行を決意する穂乃果。彼女の中で「テーマ」が切り替わった瞬間であり、そのきっかけを与えたのは花陽でもあります。

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ラブライブ!サンシャイン!!」では大テーマとなった「0から1へ」ですが、「ラブライブ!」でも「0だった観客」が「1」になることで物語が大きな展開を見せる...と言う意味で非常に大切な「モチーフ」になっています。

 

☆その6 小泉花陽と「クローバー」

3話で大きな役割を果たす花陽。彼女自身のモチーフとなっている花は「シロツメクサ」、別名「クローバー」ですね。

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日本では三つ葉のクローバーの花言葉「希望」「信仰」「愛情」の3つと言われます。まさしく第3話では花陽のアイドルへの「信仰」と「愛情」がμ'sにとっての「希望」となりました。もしあそこで花陽が駆け込んでこなければ、μ'sはどうなっていたのか分からないわけですから。故に花陽はμ'sにとってとても大切な人物である...と個人的に思っていたりします。

μ'sの中ではいわゆる個性の薄い「普通の子」的な立ち位置になりやすい花陽。しかし彼女のアイドルへの「深い愛情」や、そこを原点とする「強い意志」はμ'sにとっての核となるもの。それゆえ花陽は穂乃果と同じくらい「μ's」や「スクールアイドル」を語る上で「大事な存在」として設定されている気もするのです。

その影響は続編となる「ラブライブ!サンシャイン!!」でも生かされていて。

主人公である千歌に花陽のモチーフである「クローバー」と、穂乃果のモチーフである「リボン」がデザインされているのは、そんな「思想」が影響しているからでは?というのは割と真剣に思っていることの一つだったりします。

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...すみません、極論なうえに脱線しましたね(笑)。

花陽に関しては、次回また深く触れていきたいと思います。

 

☆その7 「1」から「9」へ

花陽に引っ張られる形で講堂へとやってくる凛をはじめ、それぞれ別の思惑を持ちながらも、この「ファーストライブ」にμ’sのメンバー全員が集合している....というのは、分かりやすいながらも、グッとくるシチュエーションだな...と思います。

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それぞれがそれぞれの「思い」をもって受け取った「ファーストライブ」。彼女達がそれぞれ「どんな思い」を抱え、それをどう「解決して」μ'sに加わるのか。楽曲を聞かせながら、4話以降の流れをぼんやりと匂わす...という部分に、登場人物を全員集める...という表現の意図があるように思えます。

 

☆その8 「START=DASH!」

前回は真姫が歌う1コーラスのみが披露された「START=DASH!」。今回ようやくその全貌が明らかになります。

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明日への希望を持ちながら、それを上手く表現できない。でも、「希望」を持った以上、走り出さずにはいられない。そんな「焦燥感」と「希望を持つ事の意味」を讃えた歌詞。「START」することは、同時に「DASH(走る)」ことでもある...からこそ、「START」と「DASH」の間には=(イコール)が入る。

この楽曲の持つ「切実」さは、まさしくμ'sの「現状」と「リンク」するもの。そして真姫の現状とも「リンク」するものでもあります。

1期の「メインテーマ」ともなるこの楽曲。それにふさわしい存在感をもった楽曲として仕上がっています。

また、この楽曲が持つ一つの「仕掛け」が、最終回で効果を発揮することにもなるわけですが、それはその機会に振れることにしましょう。

 

☆その9 新たな「カセ」の登場。

物語において、特に「ハリウッド映画文脈」において重要になる「敗北」とそこから発生する「カセ=枷」の存在。今回の第3話は、それを設定するために「用意」された回でもあります。

第1話では主人公たちが「スクールアイドル活動」をするきっかけとして登場した「カセ=廃校問題」ではありますが、この3話の時点で「カセ」そのものが「変化」していることが分かります。

ライブ終了後、絵里から告げられる

「これからどうするつもり」「これ以上続けても意味があるとは思えないけれど」

という容赦ない一言に対して穂乃果が返す「続けます」という言葉。

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その理由は、「やりたいから」

「廃校を阻止するため」でもなく「学校に生徒を増やすため」でもなく、

「自分がやりたいから、やる」

この時点で実は穂乃果が「スクールアイドルを続ける動機」が変化していることに気付きます。

「誰かの為」ではなく「やりたいからやる」。

その真理に(無自覚ながら)いち早く気付く穂乃果は流石です。

穂乃果の「目標」が変化したことで、物語内での「新たな目標設定」も行われます。それは「いつかこの場所を満員にする」というもの。

この発言が出た時点で、物語の最終回に「満員になった講堂」が登場すること...までが予想できます。

とはいえ、「いつか〇〇を満員にする!」というのは、アイドル文脈では「グッとくる」発言そのもの。

モーニング娘も、AKB48も、同じ文脈で伝説を作り上げたように、「アイドルファン」にとっては「分かっていても」「グッときてしまう」舞台設定でもあります。

また、この「テーマ設定」の変更を通して、「廃校問題」がいわゆる「マクガフィン」であることも「勘の良い人」であれば気づきます。そう考えれば「廃校問題」の急な「収束」もそれほど「意外ではない」と思えるかもしれませんね。


「このまま誰も見向きもしてくれないかもしれない。

 応援なんて全然もらえないかもしれない。
 でも一生懸命頑張って....私たちがとにかく頑張って届けたい。
 今私たちがここにいる この想いを。
 いつか...いつか私たち。
 必ず....ここを満員にしてみせます!」

 

「完敗からのスタートか...」

 

穂乃果の宣言希のモノローグを通して、第3話の意図が分かりやすく説明され、物語は次回へと続いていきます。

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果たしてμ'sはいつ9人になるのか?

穂乃果と絵里の関係はどうなるのか?

希の真の狙いとはなんなのか?

それは「次の講釈で!」

といった感じできれいに終わる第3話。

今回の考察もここまで...でしょうか。

次回からは「仲間集め編」のスタート!

特に4話は何度見ても泣ける神回!

次回もしっかりやってまいります。引き続きよろしくお願いいたします♪

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