Love Live!Aftertalk!

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「ラブライブ!サンシャイン!!」2期総括コラム【キャラクター編① 黒澤ルビィ】

皆様こんにちは、こんばんは。

今日からキャラクター総括コラムを進めていきたいと思います。

この「キャラクター編」。以前1stライブ直前に毎日更新するという荒行をやったのですけど(笑)今回はそんなことをする必要もないので(あの時はライブ初日までに完結させるという目標がありました)もう少しのんびり書いていこうと思います。

とはいえ、そこまで重い内容にするつもりも無いので、「キャラクター編...!」と身構えて読まれると拍子抜けになる可能性もございますので、予めご了承ください。

また、私のキャラクター考察はあくまでも「アニメ版」のストーリーに乗っ取ったものであり、故に「アニメ準拠」となります。そちらも予めご承知おきのうえご一読頂ければ幸いです。

更に!こちらの内容はあくまでも「私の主観」に依ったものです。読者様の「キャラクター観」とは異なる可能性も大いにございますので、そちらも予めご了承願います。

 

...と、いつもの通りの自己防衛を挟みつつ(笑)、ボンヤリと進めてまいりましょうか。

今回は前回の「キャラクター編」と逆回りにて更新していこうと思います。そんなわけで1回目は黒澤ルビィちゃんからです。

 

黒澤ルビィと「笑顔」

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2期のルビィを見ていて印象的なのは、「笑顔が多くなった」ということでしょうか。それまでは花丸やダイヤの陰に隠れて、いつもどこかおどおどしていた彼女が、2期ではニコニコ笑顔でいることが多かったような気がします。

それはもちろんいつもそばにいる花丸が常に「笑顔でいる」からこそ、その影響を受けているのかもしれません。

また、Aqoursの活動を通じて仲良くなった善子が「堕天使ネタ」でいつもルビィを笑わせてくれたり、突っ込ませてくれるからかもしれません(善子スマン)。

そしてAqoursというグループの持つ雰囲気が、なによりも彼女を「笑顔」にしてくれているのかもしれません。

ただし恐らく一番は1期において「自分の夢」を、「自分の意志」で「形にした」という事実が彼女に「自信」を与えてくれているからだと思います。

「自分にほんの少しだけ自信を持てるようになった」からこそ、他人の目を気にしてオドオドする必要も無くなったということなのではないでしょうか。

 

黒澤ルビィと「涙」

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とはいえ、ルビィが「泣き虫」である...という本質自体は変わらず。

2期でも千歌に次いでよく「涙」を見せたキャラクターかもしれません。(三つ子の魂100までとは言ったもので、これは仕方ないですね)

しかしその「涙」の意味合いもまた、1期からは大きく変化していたように思います。

1期では自分が何か「不安」な状況に陥いると見せていた涙。2期ではその回数が非常に少なくなったように思えます。

(とはいえ2期4話では園児たちの混乱に乗じて泣いてしまうというシーンも見受けられましたが笑)

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2期7話「残された時間」では、統廃合決定の際に思わず姉ダイヤにすり寄って見せた「涙」。

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ただしこの「涙」は決して「自分のため」だけに流した涙ではありません。

これまで「統廃合を阻止する」ために頑張ってきた「姉を含めた3年生たちの思い」や、「統廃合阻止を目的に頑張ってきた千歌を中心としたAqoursメンバー」の思いを受け止めての涙。「自分」だけではなく「他者」の為にも流した涙なのです。

2期3話「虹」では、ずっと「幻」になっていた姉の「和衣装姿」を見て「涙」します。それは一度は止まってしまった姉の「スクールアイドルとしての時間」とそれが「再び動き出した事実」を思っての「涙」でした。

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2期8話では反対に、ダイヤの「スクールアイドル活動」が終わってしまうことに対して見せた「涙」。これもまた「ようやく動き始めた」「スクールアイドルとしての姉」の「時間」が終わってしまうことを悲しんでの「涙」でした。

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これらに共通しているのは、「自分のため」だけではなく、「相手のため」に「涙」を流しているということ。そこからは「誰かのために泣ける」という、ルビィ本来の「優しさ」や「感受性の豊かさ」が垣間見えるのです。

そして2期9話。自分とよく似た存在である理亞を「スクールアイドル廃業」から救うこと。それによって理亞とクラスメイトとの間にあった目に見えない壁が氷解した時。ルビィは初めて「嬉しくて」「涙」を流すに至ります。

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ナミダって嬉しい時も流れて 痛みを消してくれるね

「Awaken the power」

 「悲しくて」「不安で」「寂しくて」「怖くて」...そんな「ネガティブな感情」から「涙」を流し続けていたルビィ。しかし今は「嬉しくて」「涙」を流せるようになった。

その事実はルビィというキャラクターの成長を最も端的に感じさせてくれる表現かもしれません。「Awaken the power」の歌詞にある通り、ルビィは2期の物語を通じて大きく「成長した」のだと思います。

 

黒澤ルビィと「過去」

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2期でのルビィにとって最も重要なエピソードとなった2期9話「Awaken the power」。彼女の中に「眠る力」が目覚めたとき、それが彼女自身だけでなく、理亞にも影響を与え、道を切り開く原動力にもなっていく。そんなルビィの「成長」を最も分かりやすく伝えてくれるエピソードでした。

とはいえこのエピソードにはこれまでのルビィの「歩み」そのものがしっかりと反映されていたのが印象的です。

1期において、彼女の中に「眠る力」を引き出したのは、親友の国木田花丸です。

「スクールアイドル」に憧れながら、「姉への遠慮」や「自分自身への自信の無さ」を言い訳に一歩を踏み出せなかったルビィ。そんなルビィを半ば無理やりスクールアイドルの世界へと引きづり込んだのは、花丸でした。

親友の力を借りることで「夢」を諦めることなく、「新しい自分」を獲得するに至ったルビィ。その経験があるからこそ、今度は自分と似た状況にある理亞を救い出すことが出来る。

「全てに意味がある」。これは2期におけるキーワードとなった言葉ですが、ルビィにももちろん当てはまります。

ダイヤが「家でスクールアイドル雑誌を読むこと」を禁じなければ、図書室に行くことも無かったかもしれない。しかしそのきっかけがなければ花丸と出会うことも無かったかもしれない。そして花丸との出会いが無ければ、「スクールアイドルになる」という「夢」も叶っていなかったかもしれない。さらにこの一連の出来事が無ければ、理亞を絶望から救い出すという行動をとれなかったかもしれない。

一見「意味の無い回り道」や「消し去りたい過去」でも、必ず意味を持って自分に返ってくる。だからこそ「過去を否定せず」に「受け入れて歩んでいってほしい」。

そんな「ラブライブ!サンシャイン!!」2期が持つテーマは、ルビィの物語にもしっかりと反映されているのだよなと改めて感じる次第です。

 

...ということでキャラコラム第1弾でした。

とりあえずこんな感じでキャラと関連するワードを絡めつつ、シンプルに振り返れれば良いかなと思っています。

もっと細かかったり、需要が無さそうな深読み要素(笑)に関しては、「Dig」等で掘り下げて行こうかなという感じです。

短くて読み応えが低いかもしれませんが、これからもお付き合い頂ければ幸いです。よろしくお願いいたしますm(__)m。