Love Live!Aftertalk!

妄想をただ書き連ねる覚書。更新情報等はTwitterにてお知らせしております。

ラブライブ!サンシャイン!!のお話が好きだったアナタにひょっとしたら刺さるかもしれない楽曲10選(という駄文)

サンシャインが放送されない週末をお過ごしの皆様、コニチワー。

手癖として何か書いていないと今後の更新モチベーションがダダ下がりしそう...というなんともはやな感じで記事を書いております。

これも全てはファンミへの参加予定が一切無いため。

「次の記事はいついつまでに上げたい」みたいな目標が皆無なのがいけないのです。

ファンミ...イケナイ...ギギギ...。

 

ということで、どうにもならない心の行先を筆に乗せているだけなので、軽い気持ちで流し読んでいただければ幸いです♪

さて、今回は前回に引き続きの「無駄話」

13話放送直後、極一部で若干話題になった「ラブライブ!サンシャイン!!の裏テーマ曲を推薦し合う」みたいな遊びが面白かったので、その延長線と申しますか。

とはいえ、雑然と選べるほど音楽知識も無いので「自分のipodに入っている楽曲」から選んでみたいな...というこれまた誰得な企画となっております。 

       f:id:ishidamashii:20180114004207j:plain

(ワイのipod全7603曲入っておりました)

 

無作為に選んだのでジャンルバラバラです。

また、全然尖った選曲にならなくって恐縮なのですが、その分肩ひじ張らずにお読みいただけるのではないかなと。。

もし1つでも気になる曲やバンドなんかが見つかったら嬉しいです。

※今回は音楽企画ということで、明確に「好み」が反映されています。合わない場合は徹底的に合わないと思うので、「読まずに撤退」をおススメしております。

 

①「青春の稲妻」AKB48ひまわり組


青春の稲妻比較

 概要:

国民的アイドルグループ」でお馴染みAKB48。普段はアキバのドンキにある専用劇場で「公演」をしていることでも有名。こちらの楽曲はひまわり組公演2nd」というセトリ内の一曲。そもそもひまわり組」ってなんやねんということなのだが。

AKBといえば「グループ内でのチーム分け」が特徴の一つ(ユニットとは別)。「チームA」や「チームK」といった「AKB48」の冠に依ったチーム分けをするのだが、この「ひまわり組公演」が実施された時期には「チームA」と「チームK」しか存在しなかった。

主に1期生によって結成された「チームA」(前田敦子高橋みなみなど)、2期生によって結成された「チームK」(大島優子秋元才加など)にはそれぞれ「ファン」が付いていて、お互いをライバル視していた。そんな中「チームK」のオリジナル公演が作られるとお互いのパフォーマンスの「善悪」を巡って競争が激化。両チームのファン同士がどうにも険悪な雰囲気になってしまったのだそうな。おやどっかで聞いたことあるぞ、似たような話。

当時のAKBは「国民的」とは言い難い規模。劇場公演がメインの活動だった時代。けれどもAKBの劇場は一つ。そこで日々出会うファン同士が険悪な雰囲気になるのはよろしくないと、運営が下した対処法は「両チームをミックスさせた選抜チームで公演をする」というもの。その狙いはメンバーが混ざり合って公演をすれば、自然と全員を応援せざるならなくなり、「険悪な雰囲気」は消えるだろう...ということだったらしい。その「混ぜこぜチーム」の名称こそひまわり組。とはいえ、その日公演が出来るメンバーに関しては人数制限がある為、「表チーム」「裏チーム」みたいな分け方をしたもんだから新たな「火種」が生まれたりしたらしいけども、それはまた別の話。。

 

オススメポイント:

テレビで見かけることも多いAKB。とはいえ、知られていない楽曲がとても多いと思います。どうしても色眼鏡で見られがちなグループでもありますが、良い楽曲も多いのですよ。今回の「青春の稲妻」はメロウなメロディラインも美しいのですけど、なにより歌詞がやたらとサンシャイン!!に近似性があったので選ばせて頂きました。

昇ったばかりの陽が 校舎を斜めに染める

誰もいないグラウンド 意味もなく走った

何か叫びたくて 世界中に届くくらい

ただ声を上げてみた 脈打つ鼓動は未来

青春の稲妻 AKB48(ひまわり組) 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 なんとなく2期1話の千歌を思い出させます。

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意味の無い叫びを世界に向けて放つ。そこに二度とない「一瞬」が匂い立つ。それこそが「青春」である...みたいな。実に秋元康節。

ちなみにチームK「約束よ」なんかは3年生組の関係性を想起させたりとか、AKBだけでもリンクさせられる楽曲がたくさんあるので、ホントはもう少しご紹介したいところですけども。それはまた機会があればということで。

 

②「未来とは?」SKE48


2014/3/19 on sale 14th.Single 未来とは? MV(special edit ver.)

概要:

SKE48は48グループ第2のグループとして2008年に発足。名古屋市栄区に専用劇場を持ち、SKEは本拠地「栄」の頭文字。「未来とは?」は同グループ14枚目となるシングル。キャッチコピーは「僕たちは、毎日、何かから卒業している」。ナゴヤドームでのライブというグループ結成時からの目標の「ひとつ」をクリアしたタイミングで発表されたこともあり、「現状に満足せず、常に未来に向かって進め」という意図が込められているように思われる。

 

オススメポイント:

48グループならびでもう1曲。「未来とは?」に関しては、やはり歌詞の刺さり方でチョイスしてみました。

未来とは? 1秒後

砂時計 次の一粒が

落ちたとか落ちてないとか

そんな隙間が現在

未来とは? 1秒後

明日でも 来年でもなく

”たった今”から始めようぜ

僕らは待ってるだけじゃだめなんだ

僕らの可能性こそが未来

未来とは? SKE48 - 歌詞タイム

 留まっている間に「未来」がやってきて、「今」は「過去」になってしまう。だとしたら迷っている間にまず「始めよう」と告げる。そして「未来」とは「僕らの可能性」そのものなのだと語る。「自らの中」に「輝き」を見出し、そこから連なる「未来」へと物語を託した「ラブライブ!サンシャイン!!」への近似性を感じるところですが、いかがでしょうか。

SKE48はなんとなく暑苦しい(褒め言葉)楽曲が多く、デビュー曲「強き者よ」とか「神々の領域」「仲間の歌」「ピノキオ軍」なんかも良い感じに刺さるかもしれません。

 

③「永遠の存在者」pigstar


永遠の存在者

概要:

pigstarは日本のロックバンド。関口兄弟を中心とした4人編成バンド。2005年にファーストミニアルバムをリリース。その後「永遠の存在者」や「バロック」が成人用PCゲーム「ピリオド」に採用。更に「君=花」や「衝動」といった楽曲が「純情ロマンチカ」シリーズの主題歌に選ばれるなど、なんだか変な感じの出世パターンを歩んだ後惜しまれつつ2010年に活動休止に入った。関口兄の美声だけでなく、兄弟ならではの美麗なハーモニー、シンプルだが美しいメロディライン、情緒的な詩など非常に魅力的なバンドだっただけに、個人的にとても悲しかった。

と思っていたら2017年に活動再開を発表。2018年2月に活動再開ライブをするらしい。マジか。今知った。

 

オススメポイント:

「ピリオド」という「エロゲなんだけどエロくないエロゲ」の主題歌という「微妙な立ち位置」の楽曲。知る人ぞ知るけど、知らない人は当然知らない。そんな楽曲。キャッチーなメロディラインで好きな人にはブッスリ刺さる曲だと思います。

歌詞的には「永遠の命」を持つ「永遠の存在者」という存在を仮定し、そのあり方を通じて「終わりある生命を生きること」「今を生きること」の価値を語る。そしてそれだけではなく「自分を生み出してくれた存在=過去」を肯定し、その繋がりからの「未来」を肯定する。

君を受け継ぐ僕らの未来が どこまでもずっと続いていく

君は全ての中で 全ては君の中で 未来と過去を繋いでいく

Musixmatch - The world's largest lyrics catalog

 という歌詞が、千歌が13話でたどり着いた「過去を受け入れたうえで未来を手に入れる」という結論をどことなく思わせます。

同じく「ピリオド」で挿入歌として使用された「バロック」も名曲なので、そちらもオススメです。

 

④「What are u waiting for?」FUZZY CONTROL


FUZZY CONTROL「What are u waiting for?」ミュージックビデオ

概要:

FUZZY CONTROLは日本の3ピースオルタナティブロックバンド。通称はファジコン。自身のバンド活動だけでなく、DREAMS COME TRUEのサポートメンバーとしても活躍。なんとVoの鎌田さんは母親がりりィさんで、奥様が吉田美和さんなのだとか!ヒョエーびっくり。2015年に活動休止。

ウィキペディアに書いてありました。(やべぇ、何も知らなかった...。)

 

オススメポイント:

むかしむかし。まだスカパーでJリーグが中継されておった頃、この曲がアフターゲームショーの主題歌だった時代があったんじゃ。それも遥か昔のお話じゃが。。

というわけで、何故か毎週聞かされていた楽曲だったのだけど、その頃から「歌詞が熱くてかっこいいなぁ」と思っておりました。

タイトルは訳せば「何をぐずぐずしているの?」といった感じ。

 what are you waiting for?

強い願いは叶う

時が迎えに来て 独り残されて

終わらない 消えない 今だ! これだ! 負けるな!

 what are you waiting for! thats what you waiting for!

強い願いは叶う

大声で泣いて 授かった命叫ぶから...

まだ....まだ....

I am waiteing for...

am so waiting for...

 what are you waiting for?

What are u waiting for? FUZZY CONTROL 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 全体的にシンプルで力強いメッセージをダイレクトに繋いでいく感じで分かりやすいのですが、「過ぎ去っても消えない願い」みたいなものに立ち向かって、打ち勝て...というメッセージはやはり「サンシャイン!!」的だなと感じました。

 一度叶えられなかった「願い」があったとしても、「次のチャンス」にめげずに再挑戦しろ...という感じも「勇気はどこに?君の胸に!」っぽいですしね。

 

⑤「導火線」BAZRA

www.youtube.com

概要:

BAZRAは1997年結成の3ピースバンド。2002年インディーデビュー。その後何を思ったか(?)2005年にはavex傘下のcutting edgeからメジャーデビュー。も、2008年には契約満了。Vo井上鉄平の慢性的な体調不良を理由に不定期活動だったが、2017年に回復。同年夏にニューアルバムをリリースした。マジか!めでたい!(情弱)

Vo井上鉄平のソウルフルとしか言いようのないパワフルなボイスとギター、うねうね動く三浦謙太郎の変態っぽいベースがとても魅力的で、実際に見た時には「こんなスゲーバンドが日本には沢山いるものなのかー」とびっくりしたものである。

 

オススメポイント:

とにかく暑苦しい歌詞でしょうか。

失うことなんか怖くない 瞬間を瞬間を燃やすだけさ 今

導火線 BAZRA - 歌詞タイム

 「瞬間」というものをどのように捉えるか...というのが「サンシャイン!!」の大切なメッセージの一つだったと思うのだけど、ここでは「輝く束の間の永遠」として、その「尊さ」を表現している。なんともはや詩的。

Voにクセが強いので苦手な人は苦手だと思うけれど、好きになる人はガッツリ好きになれるバンドだと思うので、もし気に入ったら色々聞いてみて頂きたいところ。

 

⑥「Audition」エマ・ストーン

  (映画「LA・LA・LAND」より)


La La Land - "Audition (The fools who dream)" scene - 1080p

概要:

「LA・LA・LAND」は2016年公開のアメリカ映画。芸術に信念を燃やす男女を軸に「夢見ること」の価値を描くミュージカル映画。「LA・LA・LAND」とは「夢見がちな人」を揶揄する言葉でもあるが、本作ではそれを逆手にとってタイトルにしている。

主演は「目力ハンパねぇ」a.k.aエマ・ストーンと「歌って踊れる人殺し兼ゲッタウェイドライバー」a.k.aライアン・ゴズリングの二人(大分語弊がある)。

「Audition」はタイトルの通り物語終盤、オーディションを受けるエマ・ストーンが自身の「叔母」のことを話すようにして歌われる楽曲。

例え風邪をひこうとも「何度でもセーヌ川に飛び込みたい」と語った「叔母」の言葉を引用し、「チャレンジし続けること」の価値を語る、映画内でも屈指の感動的な使用をされる楽曲でもある。

 

オススメポイント:

なんとなくの映画枠。この曲初めて聞いた瞬間から「ラブライブ!だなこれは」と思っていた曲で、そういう意味では「ラブライブ!シリーズ」全体に通じる楽曲かもしれません。

対訳に関しては、こちらの方が綺麗に訳していらっしゃったので、引用させていただきます。

migmemo.net

She told me:
A bit of madness is key
to give us new colors to see
Who knows where it will lead us?
And that’s why they need us,
So bring on the rebels
The ripples from pebbles
The painters, and poets, and plays

彼女はこう言った、
ちょっとの狂気が鍵なの
世界に新しい色を与えてくれる
それからどうなるかなんて誰にわかるっていうの?
そして、それが私たちが必要とされる理由なの
だから反逆者を、
小石で生まれるさざなみを集めましょう
画家を、詩人を、演劇を!

 「世界に新しい色」をつけるために「ちょっとの狂気」が必要。どうなるか分からない未来にその時の「全ての時間」をかけるなんて、確かに「狂気」染みているのかもしれません。けれどもその「狂気」こそが、芸術を生みだし、それが人生に彩りも与えていく。それこそが「人間」であり、だからこそ全ての「狂気を持って飛び込む」「夢追い人」に乾杯しようと語る。とっても「ラブライブ!」だなぁと思う次第です。

映画自体は、まぁ賛否両論あって、僕は個人的にどちらでもないのですけど、見たことが無い方にはぜひ見てみてほしい作品でもありますね。

 

⑦Drive it like you stole it 

(映画「シングストリート 未来へのうた」より)

www.youtube.com

概要:

ジョン・カーニー監督による2016年公開の音楽映画。一貫して音楽映画を作り続けている同監督の評価を一定まで高めた代表作なのかもしれない。この映画(というかジョン・カーニー監督について)は自分の表blogでお話したので、興味があればそちらをご参考ください。

ishidamashii-urawa.hatenablog.jp

追記:「シング・ストリート」と「ラブライブ!サンシャイン!!」という関わりではてぎさんの書かれたこちらの小説もとても興味深いので、是非ご一読を。(ご本人に引用許可頂きました)

tegi.hatenablog.com

なんだか宣伝みたいになってしまいましたが、元に戻りましょう。

こちらの「Drive it like you stole it」は終盤主人公のバンドが演奏するオリジナル楽曲。自分が囚われている「どうしようもない現状」を「音楽の力」で打破しようと試みる、そんな意図が込められた歌詞だけにとても感動的。

 

オススメポイント:

映画枠その2。

キャッチーなメロディとシンプルで分かりやすく、そして熱いメッセージ。

This is your life, you can go anywhere

君の人生だ、君はどこへでもいけるんだよ
You gotta grab the wheel and own it and drive it like you stole it (Roll it)

ハンドルを握って自分のものにして、抜け出すために車を走らせろ (ハンドルを回せ)
This is your life, you can be anything

これは君の人生、なんでもできるんだよ

You gotta learn to rock and roll it, you gotta put the pedal down 

ロックンロールが世界を開くから、後はペダルを踏み込んで

And drive it like you stole it

抜け出すために車を走らせるんだ

[和訳]Sing Street「Drive It Like You Stole It」 : ”Translate us a song(lyrics)tonight”(今夜、俺たちに歌詞を訳してくれないか)

例え思うようにならない現状があったとして、それが人生における道筋を邪魔してきたとしても、必ずそこから「抜け出す方法」がある。なぜならその人生そのものを「運転」しているのは、ほかならぬ「自分自身」だから。「自分の意志」を信じ、進む覚悟さえあれば、きっと「どこへだって行ける」し「なんだってできる」。そう信じることで進める。正しく「ラブライブ!」や「ラブライブ!サンシャイン!!」の精神性に近いものを感じます。 

「シングストリート」自体もまっすぐな「青春物語」で、恐らくラブライブ!が好きな方であれば刺さる映画だと思います。

 

⑧「可能性」サンボマスター

www.youtube.com

概要:

サンボマスターは2000年結成の3ピースソウルフルロックバンド。ソウル・ブルース・パンク・ヒップホップ・そして日本語ロックから幅広い影響を受けた独自の世界観で人気。Vo山口隆のキャラクターがピックアップされがちだけども、決してコミックバンドではなくむしろその真逆に位置するクソマジメな純粋ロックバンドである。「可能性」は映画「ビリギャル」の主題歌として起用された。サンボらしいど直球なメッセージソング。

オススメポイント:

自分の「可能性」を信じ、その達成を求めて進み続ける。それは正しく「サンシャイン!!」の物語だったと思います。

僕らは 輝ける時を待っていて

思いもかけなかったチャンスを 掴もうとしてる

新しく始めるよ 僕は 心には明かりをともす

弱い自分 それは昔ばなし そんなそんな 自分を探してるの

ダメじゃないよ僕たち 終わらせんな可能性

誰かに笑われたって かまわないんだよ

もっと もっと 強く思ってやる

つかまえて明日を 今がそうその時

誰かに決めつけられても かまわないんだよ

もっともっと 夢を見続ける

あぁ 希望とははかないもの だからこそ 捨てちゃダメなのさ

可能性 - サンボマスター - 歌詞 : 歌ネット

「弱い自分」「ダメな自分」を受け入れたうえで、「可能性」と「希望」を信じて進む。そして「夢を見続ける」「希望を捨てるな」と語る。

サンボマスターソウルミュージックの影響を強く受けているので、概ねこういったプロテストソングのようなメッセージソングが多いのですけど、その分他のバンドとは一線を画した存在感を確立しています。

彼らはやはりライブバンドで、山口の語りを含めて一つの作品なので、もし興味がある方はライブ音源を是非見てみてほしいですね。

 

⑨「Move on up」Curtis Mayfield


Curtis Mayfield - Move On Up

概要:

カーティス・メイフィールドアメリカ合衆国のロック・ソウルミュージシャン。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第40位。インプレッションズとして活動後、1970年以降はソロに転身。マーヴィン・ゲイダニー・ハサウェイスティーヴィー・ワンダーらと並んでニュー・ソウルと呼ばれた。今回紹介した「Move on up」は彼のソロデビューアルバム「Curtis」に収録されている一曲。70年代のソウルミュージックを象徴する名曲の一つ。

 

オススメポイント:

サンボマスターの流れから選曲。彼らはこの曲を出囃子に入場してくるのです。とにもかくにもキャッチーな出だしとメロディー。いわゆる「ブルース調」と呼ばれる「永遠に演奏していられる」独特のコード進行。歌詞は公民権運動の風吹きすさぶアメリカの時代背景に依るもの。けれども「行動しよう!」と呼びかける言葉はいつの時代にも響くもの。終わりそうで終わらず、終わったと思ったらまた始まる楽曲構成は、「戦いは半永久的に続くこと」を現しているのな?などと考察したものです。

この楽曲もポール・ウェラー御大率いるスタイル・カウンシルがカバーして再ヒットさせるなど、エバーグリーンな名曲です。

歌詞和訳は下記サイト様に詳しく。

歌詞和訳 | Move On Up – Curtis Mayfield|ムーブ・オン・アップ(顔をあげて進め) – カーティス・メイフィールド の歌詞和訳エイカシ | 洋楽歌詞の和訳・翻訳、英語の意味、読み方

ソウルミュージックとその流れを汲むロックに共通しているのは、「ふざけんな!絶対負けねー!」という強い意志で、それは「ラブライブ!」シリーズに通底している精神構造でもあると思うのです。

 

⑩「空の名前」鈴木結女


Ninku Sora no namae

概要:

鈴木結女は日本の女性シンガーソングライター。1995年「忍空」のOPテーマ「輝きは君の中に」がヒット。その後一旦音楽活動を休止するも、2010年以降~現在に至るまで作曲・歌手活動を継続中とのこと。「空の名前」は忍空のEDテーマとして採用された。

オススメポイント:

ホントは「輝きは君の中に」を採用しようとしたんですよ。だってタイトルそのままだから(笑)。でもこちらの歌詞があまりにも「サンシャイン!!」のストーリーにハマっていたものだから、急きょこちらに変更しました。

Ah 失くした地図には書いてなかった

そう 明日に逢える場所が

Ah 全部手放して 見上げた空で

今 太陽がうなづいた

心だけはいつも裸足でいたい

雨はきっと虹を連れてくる

空の名前 胸に描き

歌いながら 自分になれ

訪れる 喜びや悲しみ達を

抱きしめながら 歩こう

空の名前思い出して 

腕を広げ 呼んでみよう

翼欲しがることはもうしないよ

風は心で生まれる

空の名前 鈴木結女 - 歌詞タイム

 どうですか、これ完璧じゃありませんか??

「失くした地図」は「μ'sの背中を追いかけること」であり「廃校を阻止すること」。

それらを「失くした」ことでそこには「明日に逢える場所=未来」が書かれていなかったことに気付く。

それらを手放して見上げた空で、「太陽=サンシャイン」がうなづく。

君は君のままで良いのだと。

そして「雨」が「虹」を連れてくることを知り、「歌いながら」「自分=Aqours」であることを謳歌し、「訪れる喜びや悲しみ」を全て受け入れて進むことを決める。

「鳥」のような「翼」を欲するのを止め、「心」から生まれる「風」を欲する。

そう紙飛行機を空へと運ぶ「風」を。

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あまりに2期の物語にハマリ過ぎていて震えましたよ(笑)。ということでこの曲をラストに持ってくることになりました。当ブログ的「ラブライブ!サンシャイン!!の裏テーマ曲大賞」は「空の名前」とさせていただきます(なんだそりゃ)。

ということで全10曲チョイスしてみました。

 

とはいえ、これは僕の範疇からしか選んでいないので、多分もっともっとハマる曲があると思います。

是非、良い曲があれば教えて頂きたいですし、皆様の10選も拝見したいところです。

 

因みに僕選出の、我々ラブライブを愛し語る人々のテーマ曲大賞」星野源「日常」です。


星野源 - 日常 【MUSIC VIDEO】

無駄なことだと思いながらも それでもやるのよ
意味がないさと言われながらも それでも歌うの

理由などいらない
少しだけ大事な物があれば それだけで

日々は動き 今が生まれる
暗い部屋でも 進む進む
僕はそこでずっと歌っているさ
へたな声を上げて

みんなが嫌うものが好きでも それでもいいのよ
みんなが好きなものが好きでも それでもいいのよ

共感はいらない
一つだけ大好きなものがあれば それだけで

日々は動き 君が生まれる
暗い道でも 進む進む
誰かそこで必ず聴いているさ
君の笑い声を

神様は知らない 僕たちの中の
痛みや笑みが あるから
そこから

日々は動き 今が生まれる
未知の日常 進む進む
誰かそこで必ず聴いているさ
君の笑い声

夜を越えて 朝が生まれる
暗い部屋にも 光る何か
僕はそこでずっと歌っているさ
でかい声を上げて
へたな声を上げて

好きなことに究極的に「理由」などいらないし、ただ「好き」でいて良いのだと思います。だってそれはとても「個人的」なことだから。それは他人がどうのこうの言えることではないのです。その「好き」があるからこそ日常を生きている人が沢山いるのですから。「ラブライブ!」はそういった「多様性」を認める作品だと思うのですよ。

今後も当ブログは淡々と「好き」を伝えていけるブログでいたいなぁと改めて思った次第です。

どうでも良い記事にお付き合い頂きありがとうございました!

次回はもう少しラブライブ!と関係のある記事を書きたいなぁ。。(笑)