Love Live!Aftertalk!

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~世界の片隅で「がおー」と叫んだ普通怪獣(けもの)~ラブライブ!サンシャイン!!2期ハイライト 14話「ネクストステップ」

皆様こんばんは、或いはこんにちは。

ようやく今日からラブライブ!サンシャイン!!2期のハイライトをお送りできることを嬉しく思います。これから毎週皆様と「笑ったり泣いたり」を繰り返していけたらいいなぁと思う所存です。よろしくお願いします。

さて、2期ハイライトを始めるにあたって当Blogに関して改めて説明を。

当Blogは私、魂が自らのインプレッションを発露する場所であり、決してこの考察が正解だとか、そういう風に捉えて頂きたいわけではありません。私、1ファンに過ぎず、関係者からの言質が取れるわけでもございませんので。

また基本的に本Blogは物語に関して「肯定的」な意見を述べる部分が多いと思います。というのも筆者が「基本ネガティブなことはあまり書きたくない」という人なので。そういう批評をご希望の方は、ワタクシのBlogはあまり合わないだろうなと存じます。。何卒ご容赦を。

どちらかといえば「こいつ色々考えるな、そういう考え方もあるんか、ほーん」くらいのテンションで読んでいただきたいブログであり、そういうテンションで書いているということだけ予めご理解のうえご一読頂ければと存じます。何卒よろしくお願いします。

...などという自己防衛を挟みつつ(笑)早速参りましょう。第14話「ネクストステップ」です。

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■迷い

前回ラスト自分なりの「輝き」の正体に気付いたはずの千歌。それなのに再び「輝き」の正体に惑い、迷います。

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それは信じたはずの「輝く」方法で「次に進めなかったから」
自分の中にある「輝き」を信じて進めば、結果は後からついてくる。
そう信じて挑んだはずの東海地区予選で惜しくも敗退。本選には進めず。

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それでも「0」だった入学希望者は「1」に。さらに増えて「1」から「10」に。

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ラブライブ本選に進む」

その目標を具現化できなかった彼女達にとって、着実な「実績」として視覚化できる「入学希望者の増」はスクールアイドルを続ける中での目標となり、モチベーションとなるもの
そして発表される「次のラブライブ」。
ほんの少しの差で届かなかったものを、しっかりとした「形」にするために、千歌たちは、もう一度走り出すことを誓う!

...のですが。


■沼津へ

秋になり終バスの数も減る内浦。

沼津市在住の善子は早めの帰宅を余儀なくされることに。とはいえ、「ラブライブ」という目標の為に練習は必須。どうしたものか。

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内浦で遅くまで練習できないのなら、逆に沼津で練習してはどうか。(沼津→内浦のバスは割とあるという)

Aqoursは練習拠点を沼津駅近郊に移すことになります。

沼津の内浦を拠点とするアイドルが、更に大きなエリアで、より大勢の「味方」を見つけていく。
「みんな」の絶対数を増やすことは、「スクールアイドル」の祭典「LoveLive」で勝ち抜くためには必須の行動。
意図的ではないにせよ、この練習場所の変化は後々に影響を与えそうな気はします。

 

■統廃合決定

次なるラブライブに向けて準備を進めるAqours
そこで明かされるのは、小原父からの「統廃合決定」の通達です。

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これまでも目に見えないところで、「統廃合阻止」に向けて奔走してきた鞠莉。
そんな鞠莉の制止が遂に利かなくなったリミット発令。

この「現実」はAqours明確な「ダメージ」を与えます。

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彼女達が「ラブライブ」出場以外で手に入れられる「進んでいること」の証。それは「入学希望者を増やすこと」でした。

そんな数少ない、いやもはや彼女達を繋ぎとめる「唯一」の「希望」が目の前で「無」になる。暗中模索の活動の中で、ようやく目視できる目標を見定めていたにも関わらず、それがあっけなく「0」に戻ってしまったのですから。

そのダメージはやはりとてつもないものなのでは、と想像できます。

「統廃合が既に確定路線だったのにショックを受けるのは違和感を感じる」という意見ももちろん理解できます。しかし、それはあくまでも「メタ的」な視点をもった我々の意見のような気がして。
当事者たる彼女達は、そんな現実をあっさりと受け入れられない。
あまつさえ、「0」を「1」にすることですら、彼女達にとってはとても重要な出来事だったのですから。

またあくまでも「スクールアイドル」である彼女たちにとって、やはり学校はとても大切な場所。この学校が無ければ「出会えなかった仲間たち」がいる。その拠点となる場所が「無くなる」という事実は、そう簡単に受け入れられることでは無いはずです。

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■大人は敵ではない

鞠莉が闘ってきた強大な敵。しかし、その敵の正体とは決して=「鞠莉の父親」ではないはずです。
地方の学校の統廃合と、東京の学校の廃校問題はやはり同じベクトルでは測れない。そこには複雑な、一筋縄ではいかない事情が明確にあるはずです。

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そもそも鞠莉の父親は、娘のわがままに応じて、彼女を理事長代理に就かせることまで許容するような「大きな人物」です。そんな人物が下す「どうしようもない」という結論。それはある程度尊重すべき結論です。
鞠莉の父親と戦うことでは解決は見いだせない。だからこそ、その対決は描かない。

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この辺りはラブライブが一貫して大切にしている「大人を敵として設定しない」が守られているなと思った部分ですね。
では、彼女たちが戦う敵とは「何」なのか。そのあたりがこの回のポイントなのかなと思えます。

 

■鞠莉の「テヘペロ」と千歌の「そうじゃない」

鞠莉のテヘペロはもはや、「どうしようもない現実」を明確に感じさせる、辛い心情表現だなと思います。

泣き叫ぶわけでもなく、思いきりおどけるのでもなく、自分らしくただ素直に「ごめんね」と謝罪する。そこにほんの少しだけ鞠莉のエッセンスを加える。どうにも「大人」な謝罪。

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その対応に「違う、そうじゃない」と答える千歌。千歌のそうじゃない、は鞠莉の態度に対してのもの。

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千歌は鞠莉にそんな「大人な対応」で答えてほしくない。
物わかり良い大人みたいな「諦めた」対応をしてほしくない。最後まで「戦ってほしい」。自分と同じく立ち向かってほしい。

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でも戦う相手は「鞠莉の父親ではない」ことも、この時点で千歌は気づいている。だから自分の感情に整理がつかない。そんな自分の感情の混乱も含めて「そんなんじゃない」と呟くのかなと、そう感じました。

 

■廃校阻止

ラブライブの予選に勝って、本大会に出場出来てたら運命は変わっていたのかな」

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サンシャイン世界では「学校を廃校から救った」ことになっているμ's。

しかしこの「学校を廃校から救った」というのは、ラブライブ世界線において最も「嘘」に近い部分のような気がしています。

実際のアニメではμ'sは具体的には「学校を廃校から」救って「いない」からです。

アニメでは廃校問題そのものはマクガフィンとして扱われ、その問題自体もデウスエクスマキナ的にあっさりと解決してしまいました。
それ故に、実際にμ'sの活動と廃校阻止にどの程度の因果関係があるのかは、不明なままなのです。

ただし、千歌はそれを知らないからこそ、思い悩む。

μ'sが「自分を信じて」「楽しんで」「大きな輝きを手にしたように」、自分達も同じように「自分を信じて、楽しめば、結果はついてくる」はず。

そのはずなのに「自分達は全然思惑通りに進めない」

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あの日掴んだはずの「輝き」が雲散霧消していくような気持ち。

ここから感じるのは、Aqoursの物語には「デウスエクスマキナ」はないということ。彼女たちには、ただただ「現実」が立ちはだかる。

その「現実」はやはり重石となって彼女を苦しめます。


ラブライブに出ること

「輝くこと」の意味に再び迷う千歌。

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信じたはずのものが足元から崩れていく。どうしても自分自身に対して疑心暗鬼になっていく。

なぜラブライブに出るのか。

なぜスクールアイドルを続けるのか。

そして、どうしたら「輝ける」のか。

答えを見失う千歌。

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そんな千歌を励ますのは、梨子です。

 

■梨子の言葉

「私ね...こうなったのはもちろん残念だけど」
「ここまで頑張ってこれて良かった...って思ってる。」
「東京とは違ってこんな小さな海辺の私達が、ここまでよくやってこれたなって。」

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梨子が語る言葉は8話「くやしくないの?」で千歌が全員に向けて言った言葉をわざと模倣したもののように思えます。

8話での千歌の言葉

「私は良かったと思うけどな」
「精一杯やったんだもん。努力して頑張って東京に呼ばれたんだよ。それだけで凄いことだと思う。でしょ?」「だから胸張って良いと思う。今の私達の精いっぱいが出来たんだから。」「満足だよ。みんなであそこに立てて。私は嬉しかった」

 それは多分に「ウソ」の混じった言葉。

わざとそんな言葉を発するのは、千歌を発奮させるため。

そして自分の傷付きをごまかすため。そんな風に感じられます。

しかし千歌はその言葉の意図も、そして過去の自分の言葉を模倣していることにも気づきません。そして梨子の言葉に本気で怒りを感じます。

「それ本気で言ってる?」

「それ本気で言ってるんだったら、私、梨子ちゃんのこと....軽蔑する」

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梨子は、これを見て千歌が思った以上に余裕がなくなっていることに気付いたのでしょう。
方向性を変えて、今度は自分と初めて会った日に千歌が登場させたあの「怪獣」を出現させます。

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「がおー!」「普通怪獣りこっぴーだぞー!」

恐らく、梨子が「東京」から来た自分を「上」に置いて発言していると感じ取ったから「軽蔑する」と言った千歌。
その意図を機敏に感じ取ったから、自分もまた千歌と同じ「普通怪獣」であることを表明する梨子。

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「やっと笑った」

「...私だってAqoursのメンバーよ」

「これでいいなんて思うわけない」

「どうすればいいか分からないの」

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千歌を発奮させれば、また何か新しい方向性を示してくれるのでは。

梨子はそう期待していただけで、梨子の中にも明確な答えは無かったこと、梨子もまた千歌と同じく傷付き迷っていたことが明らかになります。


■雨降らず

迷いの中に佇む千歌。

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ここで印象的なのは、今までだったら降るはずの雨が降らない所でしょうか。
ネガティブな状況では必ず降る雨。その雨が止むことで答えを見出すというのが、「ラブライブ」の基本的な流れ。しかしここではその「雨」が降りません。

例えばラブライブ!2期第1話では、穂乃果は「雨」を自らの「意志」で止ませます。それはラブライブ世界を超越した、超常的な力でした。不可能を可能にする強烈な力を「登場人物」に持たせた「ラブライブ!」。

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しかし、サンシャインではそのきっかけになる「雨」すら降らない。これは「ラブライブ!」と「ラブライブ!サンシャイン!!」とを比較する意味でも非常に象徴的な出来事だなと思うのです。

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朝、太陽へと向かう紙飛行機のイメージを夢見る千歌。何かの暗示を得たようにハタと跳ね起き、ある場所を目指します。

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「紙飛行機」は多層なイメージを与える存在ですね。

この文脈でとらえた場合、非常に抽象的にとらえるのが正解なのかもしれません。「紙飛行機」とは、人が作った最も原始的な「空を飛ぶもの」。
それは「自然」に空を飛ぶことを許された「神の造形物(鳥や虫)」に対する「人間の挑戦」の象徴でもあります。即ち「神」への挑戦の象徴でもあると思うのです。

Aqoursにはμ'sのような「デウスエクスマキナ」は無い。神様は彼女達に救いを与えてはくれないのです。

だからこそ、彼女達は自分の中にある「希望」に従って、走るしかない。胸の中にある「やりたい」「やらなきゃ」という「思い」を振り絞って戦うしかない。

「戦う」相手とは「何」か。

それはままならぬこの「現実」です。そして定められた「運命」です。

「やっても意味がないから」とか「統廃合になってしまうから」とか、そんなこととは関係なく「やりたい」のだから「やる」。そうしなければ自らの「運命」を切り開くことが出来ないから。それは「運命」への小さな「抗い」でもあると思うのです。

 

■世界の片隅で「がおー」と叫んだ怪獣(けもの)

沼津の、内浦の小さな学校の校庭で「がおー!」と「叫ぶ」千歌。

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全く無意味な行動。そして叫び。

でも、それは「普通怪獣」の、この無慈悲な世界への小さな「挑戦表明」でもあります。そこには「普通怪獣」の「普通怪獣」たる矜持があるように思えます。
そして同じく「普通怪獣」たちが、同じ意志を持って、同じ場所へ集まる。

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「諦めたくない」

「まだ何もしてないのに」

「負けてしまうこと」「認めたくない」。

「普通怪獣たち」が集まって、「無慈悲な現実」への挑戦を堂々と誓う。

「ムダかもしれない」「無理かもしれない」

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それでも「足掻いて」「キセキ」を手にする。

手にしたいと願う。

決して文字通り、「統廃合を阻止」することだけが目的ではないのです。

「統廃合」と「それを阻止できない」という「事実」は、この世界に数多とある「現実」や「運命」を「象徴するもの」に過ぎないように思います。

でも、それに唯々諾々と従うのでは、生きている意味がない。「戦う」。「戦って」「生きている意味を証明する」。

もちろん「勝てる」確証はない。それでもそこに「挑む」ことに意味がある。

「輝き」とは「待つだけでは得られない」。

挑むことこそが「輝く事」だと、そう主張しているように感じるのです。


■キセキとは

放送直後、キャストの皆さんは「キセキ」とカタカナで表記していました。

これは恐らく「キセキ」を「奇跡」という意味だけに限定したくないからなのではと想像できます。

かつて「ラブライブ!2期OP」である「それは僕たちの奇跡」のタイトルにおける「奇跡」とは、「軌跡」にもかけられたダブルミーニングなのでは、と考えたことがありました。 

それは僕たちの奇跡

それは僕たちの奇跡

 

” これは僕たち=μ'sの「奇跡」であり「軌跡」なのだから、君たちは君たちの「軌跡」を描いてほしい。”そんな意味があるのかな?と捉えたからです。

Aqoursはまさしくこの「軌跡」をここから描いていくのではないでしょうか。

何度倒れても、諦めず戦うこと。そんな「不屈の魂」とその「道程」を描く物語。

それがAqours「軌跡」

とても身勝手なことを言えば、彼女達の行く先を私も信じたいのです。

無慈悲な世界に産まれた「人間」の一人として。

「夢は消えない」物語を。その結実を。信じたいのです。

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...ということで、暑苦しいですが、第14話(2期1話)のハイライトでした。

ちょっとテンションあがって書いているので、こっぱずかしい文章になっている気がするけど(゚ε゚)キニシナイ!!

(誤字脱字は訂正しますけどね...)

さて、今回「雨降らず」なんて書いたのに、次回は雨の足音しちゃうんだってさ。どうなるんだろうね。。

今回も悪文を最後までご一読頂きありがとうございました。

またお会いいたしましょう♪