Love Live!Aftertalk!

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~今夜は踊り明かそう~ Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOURインプレション Pops heratを巡る脳内旅行

  埼玉公演に関する雑談をボンヤリと。  

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2ndライブツアー埼玉公演の楽曲で何が印象に残っている??と問われて「Pops Heartで踊るんだもん!ですね」と言われたら、あなたはどう思うだろうか。

ピンと来ないものの愛想笑いで答えるだろうか。あるいは内心「コイツほんと偏屈だな」と思いつつも曖昧に同意するだろうか。はたまた「どうかしてるぜ」と率直な意見をぶつけてくれるだろうか。どの選択肢も間違いじゃないし、正解だ。そんな戯言をのたまう僕自身が「どうかしている」と思うんだし。

埼玉公演2日目。ツアータイトル曲でもある「HAPPY PARTY TRAIN」に続いて披露された二曲目が「Pops Heartで踊るんだもん!」だった。

元々はBD特典曲第1弾として発表された曲。特典曲としては最も早いリリースだったことも相まって、これまでもミニライブを中心に割と頻繁に披露された曲だ。故に特別な新鮮味もない。なんならそれほど「好き」な楽曲というわけでもない。「なるへそ、特典曲っぽいなー」くらいの認識だった曲。そんな1曲が自分の中で大化けしたのは、ただひたすらにシチュエーションの問題なんだろう。埼玉の、ツアーファイナルの、月明かりの下でのこの楽曲は、不思議な魅力を纏っていた。あの日の僕は確かにそう感じた。

■楽しくて一日が短いからね

「楽しい時間はあっという間に過ぎるもの」

そんな言葉、語りつくされているけども。けれどもそれを実感する機会は意外と少ないもんで。とはいえ、少なくとも2ndLIVETOURを追いかけ続けたこの数か月間(厳密には6日間)は、「それ」を実感する毎日だった。

始まった瞬間に「終わること」を恐れ、「終わる」瞬間には「またすぐに会いたくなる」。いい大人になってなお、そんな感覚に出会えることは驚きでもあるけど、大きな喜びでもあった。

楽しくて 一日が短いからね 

1番のサビ入り。なんの比喩も無いダイレクトな言葉。しかしながらその言葉が、自分の心にはグサっと刺さった。

ライブが始まった瞬間には、実のところ「これがツアーファイナル」という実感もそれほど無かった。故に「これでしばらくAqoursのライブが見られなくなる」という実感も無かったわけだけど、この瞬間その「事実」を嫌が応にも実感してしまった。だからなのかもしれない。僕は唐突に寂しさに見舞われた。

しかし次の瞬間には、気持ちを切り替えられた。厳密には続く歌詞が僕を救ってくれた。

思いっきり 笑いながら
明日のことは 明日考えよう
夢のような 瞬間がここにあるよ

「終わってしまう」という事実は変わらない。だとしたら「笑いながら」過ごそう。

おもしろく過ごしたい それだけだよね
ユウウツなんて 踊り飛ばそう
悩みが汗で 流れて消えて 
からだ軽いみたいさ
楽しい日はあっという間に
終わるってことを
いまはまだ言わないでいて
帰りたくない 帰らないでいいよ
夢のような 瞬間がここにあるよ

「くよくよ考えている間に死んでしまう。だったら今はただ踊ろう」と言ったのはデヴィット・ボウイだったか。

なんだか不思議な寂寥感と多幸感に挟まれて感情が迷子になり、自然と涙ぐんでしまった。

畜生。不意打ちとは恐ろしいもんだ。

とにもかくにも「悲しむ」ことよりも「踊る」ことの素晴らしさを伝えた、という意味で。そして感情が著しく揺さぶられたという意味で、この曲は2日目のMVPに相応しい楽曲になった。あくまで個人的に。

 

...ただ、よくよく考えると、これって「HPT」にも通底するテーマだ。

「別れ」を悲しむのではなく「別れ=新しい始まり」と捉えるのはどうか。そうすれば必ず「過ぎ去って行ってしまう時間」という「運命」すらも、自分自身で「乗りこなせる」のではないか。僕は以前「HPT」のPVに関してこう考察した。

ishidamashii.hatenablog.com

 「Pops heart~」で例えれば、「必ず終わってしまうライブ」について「終わってしまう!」と悲しむのではなく「どうあがいても終わってしまうのだから、今この瞬間を楽しもうよ!」ということだ。これって「HPT」と全く同じ「テーマ」じゃないか。

 だとすれば、「HPT」ツアーの最終日で表題曲に続いて披露されたのも、そして僕の心を乱れさせたのも、決して偶然では無いんじゃなかろうか。そんな風に思えてくる。

 

とかなんとか、どうしようもない戯言を書きながら、あの日の多幸感を反芻している。

月明かりの下。ただただ無心に「今」を刻み付けるべく踊った時間は、やはりかけがえのないものだった。

うん、やはり最高の一日だった。それだけは確かだ。


Toploader - Dancing in the Moonlight

We get it almost every night
When that moon is big and bright
It's a supernatural delight
Everybody's dancing in the moonlight

Everybody here is out of sight
They don't bark and they don't bite
They keep things loose they keep it tight
Everybody's dancing in the moonlight

Dancing in the moonlight
Everybody's feeling warm and bright
It's such a fine and natural sight
Everybody's dancing in the moonlight

We like our fun and we never fight
You can't dance and stay uptight
It's a supernatural delight
Everybody was dancing in the moonlight

Dancing in the moonlight
Everybody's feeling warm and bright
It's such a fine and natural sight
Everybody's dancing in the moonlight

We get in almost every night
And when that moon is big and bright
It's a supernatural delight
Everybody's dancing in the moonlight

Dancing in the moonlight
Everybody's feeling warm and bright
It's such a fine and natural sight
Everybody's dancing in the moonlight

 

(僕らはほぼ毎晩 大いに楽しんだんだ

 月が大きく空に輝いていたよ

 その喜びはとても神秘的なものなんだ

 誰もが月灯りの下で踊っているんだ

 ここにいる皆を視界に捉えることは出来ない

 彼らは大きな声を出すわけでも無いし

 噛みついたりするわけでもない

 リラックスしてる人もいれば

 そうでない人もいたりして

 誰もが月灯りの下で踊っているんだ

 月灯りの下で踊っているんだ

 誰もが素敵な気分になってるのさ

 めちゃくちゃ楽しくて

 それでいてみんな気取ってないんだ

 誰もが月灯りの下で踊っているんだ

 僕らは大いに楽しんでいるし

 争い合うことなんて決してないよ

 君は踊れないから ピリピリしてる

 その喜びはとても神秘的なものなんだ

 誰もが月灯りの下で踊っていたんだ)