Love Live!Aftertalk!

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ラブライブ!ハイライト 第1話「叶え!私たちの夢ー」

お久しぶりでございます。

今回からラブライブ!(無印)の考察を開始していこうと思います。

とはいえ、(無印)と書くのは、なんとなくリスペクトを欠く気がしますので、考察記事時には普通に「ラブライブ!」と表記し、「サンシャイン」と差別化しようと思います。

さて、今更「ラブライブ!」の考察...となると語られつくしたもの。ストーリーに関してもご存じない方はほぼいないと考えてよいでしょう。そこで本考察では敢えて「放送時点での情報」を中心に表記したうえで、細かい部分解説に移行していく...というスタイルでやってみたいと思います。こうすることで「既に知っている知識」が邪魔をせずに、各回の分析を行えるのでは...と思ったからです。あくまでも自分の思考整理の一環としての取り組みなので、ピンとこなくなったら止めるかもしれませんが(笑)。

また、こちらもしつこいですが一応。私のブログはあくまでも「私の考え」を表記したものです。公式の見解などでは全くないので、そちらご了承のうえご一読頂ければ幸いです。よろしくお願いいたしますm(__)m。

さて、前置きが長くなりましたが、ぼちぼち参りましょうか。

今回は第1話「叶え!私たちの夢ー」です。

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 ■第1話あらすじ

高坂穂乃果音ノ木坂学院に通う高校2年生。2年生としての春を迎えた始業式で事件は起こります。そこで理事長から伝えられたのは学校の「廃校」宣言。自分自身の成績に自信の無い穂乃果は転入試験への不安をもとに落ち込みますが、自分たちが卒業するまでは「廃校」が実施されないことを知ると一転不安が消し飛びます。とはいえ、みすみす母校を失うのも悲しいと、音ノ木坂の現状を幼馴染の南ことり園田海未と調査。すると音乃木坂の冴えない現状が浮き彫りになります。なんともいえないモヤモヤを抱えて自宅に戻ると今年高校受験を控える妹=雪穂が音ノ木坂を受験しない...という事実が明らかに。彼女は先進的で都会的なスタイルで人気を集める「UTX高校」を受験する...というではありませんか。また「UTX高校」の人気を支える一因に、「スクールアイドル」の存在があることを知った穂乃果。その人気の理由を知るために「UTX高校」へと出かけます。そこで見たスクールアイドル「A-RISE」のパフォーマンスに衝撃を受ける穂乃果。「その時私の頭の中で最高のアイデアが思い浮かんだ。」そのアイデアとは自分自身が「スクールアイドル」となって、音ノ木坂を救うこと。とはいえ具体的に何をすればいいのかわからない穂乃果。そんな思いつきは海未にたしなめられ、生徒会長である絢瀬絵里にも否定されてしまいます。しかし思い立ったら止まらない穂乃果。何かに駆り立てられるように「スクールアイドル」を目指し動き始め、その熱意はことりと海未にも伝わります。穂乃果・ことり・海未によって遂に動き始めた「音ノ木坂学院スクールアイドル」。名前もまだないこのユニットが、大いなる伝説を刻むべく動き始めるのです。「私やっぱりやる!やるったらやる!!」

 

■第1話での登場人物プロフィール

高坂穂乃果

音ノ木坂学院に通う2年生。決まった部活には所属していないが、人見知りしない明るい性格で学内に友人は多いようだ。幼馴染である南ことり園田海未とは常に一緒にいるほどの仲良し。また同じクラスにヒデコ・フミコ・ミカという友人もいる。実家は和菓子屋で妹が一人いる。和菓子屋の娘だがあんこは嫌い(理由=飽きたから)。祖母と母は音ノ木坂の卒業生で、母はどうやら生徒会長をやっていたことがあるらしい。表情がコロコロと変わる屈託のなさはなんとも子供っぽいが、反面こうと決めたら頑としてやり通す固い意志力と推進力も持つ。彼女の「やるったらやる!」という強い意志が全てのきっかけになっていく。

南ことり

音ノ木坂学院2年生。甘々ボイスとほんわかした雰囲気を持つ「ザ女の子」。穂乃果、海未とは幼少期からの幼馴染。母親は学園で理事長を務めているが父親の存在は不明。母親と学校についての話をする機会は無いらしく、「廃校問題」に関しても校内発表で初めて知った。能天気な穂乃果と頑固な海未の緩衝材として長く機能してきたようで、スクールアイドルに懐疑的だった海未に、穂乃果の意図をそっと伝え、スクールアイドル結成へ誘った。

園田海未

音ノ木坂学院2年生。長い黒髪を持つ、おしとやかな大和撫子。校内では弓道部に所属している。穂乃果・ことりとは幼少期からの幼馴染だが、能天気な穂乃果や、穂乃果に甘いことりに釘を刺す「しっかり者」。反面極度の恥ずかしがり屋で、自分自身が「スクールアイドル」となった姿を想像し、悶絶してしまったりする。その際には射った弓が的を外れ「めずらしい!」と部活仲間に驚かれたように、弓道の腕は確かなようだ。「スクールアイドル」をやって学校を救う!という穂乃果の考えを「甘い!」と冷静に否定するも、ことりの説得や穂乃果の真摯な姿を見て考えを改め、「スクールアイドル活動」に一歩踏み出す。

絢瀬絵里

音ノ木坂学院3年。生徒会長。金髪碧眼。常にジト目で近寄りがたい雰囲気を醸し出す人物。理事長の娘であることりに対しても態度を変えず厳しい態度で接してくるなど、どこか刺々しさを感じる。音ノ木坂学院の生徒会長として学校を救う活動をしたいと理事長に申し出るも、やんわりと否定され、鬱屈した気持ちを抱えている。穂乃果の提案した「スクールアイドル部」設立に対しては、自身が理事長から否定されたように「そんなことをするより、残り2年をいかに有意義に使うか考えなさい」と突っぱねる。穂乃果と絵里。同じ願いを持ちながら交わらない二人の物語が、中盤に至るまでのメインストーリーになっていく。

東條希

音ノ木坂学院3年。生徒会副会長。ロングヘアーをたなびかせ絵里の横に付き添って活動するナイスバディなお姉さん。1話ではほとんど台詞は無いが、若干発音のおかしな関西弁を喋る。「スクールアイドル部」設立を申し出る穂乃果にちょっとした助け舟を出すなど、絵里とはちょっと考え方が異なる様子。屋上で思い悩む穂乃果を影から見守っていたりと、なんらかの思惑があることを第1話でも匂わせている。

西木野真姫

第1話では名前が明かされない「音楽室の女神」。屋上で思い悩む穂乃果はどこからか聞こえてきた心地よいメロディーと歌声に導かれ音楽室に向かう。そこには一人一心不乱にピアノを弾き語る少女がいた。穂乃果に率直に演奏・歌・容姿を褒められた彼女は褒められ慣れていないのか赤面してしまう。しかし「スクールアイドル」への誘いに関してはキッパリと断る。「ナニソレ イミワカンナイ」。

小泉花陽

第1話では名前が明かされない。A-RISEを見るべく「UTX高校」へと立ち寄った穂乃果。同じくA-RISEの映像を見るべく駆け寄ってきたメガネの1年生に出会う。目を輝かせてA-RISEを見つめる彼女は、どうやらA-RISE、ひいてはスクールアイドルに大きな関心を持っているようだ。

星空凛

第1話では名前が明かされない。花陽に引きずられるように「UTX高校」に立ち寄ったショートカットでボーイッシュな女の子。一心不乱にA-RISEを見つめる友達とは違って、A-RISEにピンと来ていないらしい。思えば凛は終始A-RISEにピンと来ない人であり、その布石はここから続いている。

矢澤にこ

第1話では名前が明かされない。ツインテールで小柄な体にサングラスとマスクで装備した挙動不審な人物として登場。「UTX高校」前でA-RISEを一心不乱に見つめる彼女に、穂乃果がA-RISEのことを質問する。そんな穂乃果に対して初対面とは思えない剣幕でA-RISEのことを教える彼女は、その後もことあるごとに「教師役」を担っていくことになる。

・A-RISE

綺羅ツバサ・統藤英玲奈・優木あんじゅの3人で結成されたスクールアイドルユニット。統率されたダンスとアップビートなEDMサウンドで中高生を中心に爆発的な人気を持つスクールアイドルブームを象徴する存在。「UTX高校」の現役生徒でもある。穂乃果にとっては「スクールアイドル」を始めるきっかけであり、「目標」でもある。

・理事長

南ことりの母にして音ノ木坂学院の理事長。名前年齢ともに不明。学校廃校という大きな決断を下しながら「家ではサバサバしてる」と告げられるほど、豪胆な人物でもある。廃校阻止活動をしたい...と告げる絵里の申し出をあっさりと棄却する理由は「それは学生がすべきことではないから」。正に教育者の鑑。

・雪穂

穂乃果の妹。中学3年生。今年受験だが音ノ木坂ではなく、UTX高校を受験しようと考えている。音ノ木坂の廃校を阻止しようとする姉に「そんなことお姉ちゃん一人でなんとかなる問題じゃない」と否定する。姉とは何でも言い合えるという意味では非常に仲が良いようだ。

 

■第1話を読み解くポイント 

☆その1「テンポ」

冒頭はいきなり「歌」で始まります。

「だって可能性感じたんだ そうだ....ススメ! 後悔したくない目の前に 僕らの 道がある」

駆け出す穂乃果。上着を脱ぎ捨て、腕まくり。高くジャンプする姿は1stシングル「僕らのLIVE、君とのLIVE」へのオマージュです。

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ジャンプに合わせて自己紹介。更に立て続けに「学校がピンチ→廃校」という説明。

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ここまで1分弱の超スピード。この短時間で「主人公のプロフィール」と「主人公が直面している問題」の二つを説明してしまいました。いやはや、手際の良いこと。

この一連の描写が象徴していますが、この第1話はとにかく「様々な説明」を「スピーディー」にこなすことに重点を置いています。というのもこのアニメ作品は全13話。しかも2期の放送などはまったくの未定(これは劇場版ファンブックの花田氏の発言から言質がとれています)という状況。とにかくこの「13話」で「ラブライブ」という作品が伝えたいメッセージを示す必要がありました。と、なると「説明」の類に関してはなるべく「スピーディー」に済ませ、「お話を進行させていく必要」があります。

逆に言えばあくまでもこの第1話は「様々な説明」を「完了させる」ために用意された回。故にそれほど「考察」するポイントは無い...とも言えるのですが(笑)。

 

☆その2 「OPテーマ」

倒れた穂乃果の表情から直接OPテーマへ入っていく演出。近年はあえて初回ではOPテーマを最後に持ってくる演出が好まれがちですが、「ラブライブ」では普通に第1話からOPテーマとして放映します。

第1期OPテーマ僕らは今のなかでは「ラブライブ」という作品の「テーマ」をこれでもかと示した内容。歌詞を読み解くだけでこの作品が「どのようなストーリーを描き」それによって「何を伝えたいのか」が分かるようになっています。

また、楽曲だけでなく映像からも様々な要素を視聴者に伝えようという意図が感じられます。この第1話では明確に「敵対」する穂乃果と絵里。OPでも二人がにらみ合うシーンが挟み込まれます。

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しかしその直後二人の表情が崩れ、笑い出します。

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こういった表現は、二人がのちに「和解すること」を視聴者に印象付けます。

また穂乃果がラッパを吹くことで屋上から飛び立つハト。

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ハトは「希望」や「平和」の象徴です。これは穂乃果が発起人となって音乃木坂や様々な人たちに「希望」を伝える...ということを示したメタファー表現になっています。また、このハトはその後ことあるごとに登場し(直接的にではありませんが)、「ラブライブ」というシリーズにおいても「重要なアイテム」になっていきます。

またμ's9人が揃って歌い踊るシーンをOPで見せることで、視聴者は「物語上で紆余曲折があったとしても、いずれはこの9人が揃う時が来る」と安心することが出来ます。

このような理由からも、ラストに持ってくるのではなく、冒頭に持ってくることにきちんとした意図があるようにも思えます。

 

☆その3「穂乃果」

序盤からコロコロと表情を変えながら狂言回しのように動き回る穂乃果。第1話は主人公たる穂乃果を通じて「舞台設定」や「人物設定」などを説明していく方式が採られています。

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例えば穂乃果が感じる「廃校」に対する感情=「他校に転校するほどの学力がない」というものは「学校への思い入れの薄さ」を示すと同時に、「その他の生徒の音ノ木坂に対する現状」を象徴的に表現しているようにも思えます。

その後音ノ木坂に関して「何も知らなかった」事を自覚し、ことり・海未と共に「音乃木坂」の現状を調査する穂乃果。彼女達が調査結果を報告しあうことで、我々もまた「音ノ木坂の現状」を知ることが出来ます。

穂乃果の母は音ノ木坂の卒業生。祖母もまた卒業生。家族代々音乃木坂に通ってきた...という事実は、3人が触れた音乃木坂の特長=「歴史と伝統がある」を裏付ける事実になります。それゆえに妹も同じく音乃木坂に通うと思っていた穂乃果の考えにNOを突きつける存在となる「新進気鋭の高校」として「UTX高校」が登場することで、物語は大きな転換点を迎えます。

また、穂乃果の母が「廃校」の事実を知り寂しげに眺める「卒業アルバム」は、穂乃果が「音ノ木坂を守ろうと決意する」動機として機能します。

...とこのように穂乃果が動き回る中で触れる出来事、明らかになる事実、出会う存在が全て「作品世界の説明」として有機的に機能していくように作られています。

こういった説明を主人公のモノローグや、そのまんまの説明で片づけてしまうことも当然出来るのですが、そういったサボリをせず、アニメーションならではの「動き」で表現する姿勢は素晴らしいなと改めて第1話を見ながら感じました。

また、こういった決して「簡単ではない」作業をサラっとやってしまうところに「ラブライブ」の作りの良さを実感してしまいます。

 

☆その4 「廃校問題」

物語におけるまずは大きなカセとなる「廃校」問題。反面「なぜ廃校になるのか」ということに関しての説明は全く持って行われません

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ここから分かるのは「廃校問題」に「物語のメインを割かない」という作り手側の視点です。廃校をことさらネガティブな問題として見せないための工夫は「穂乃果の廃校に対するフワっとした認識」だったり、理事長の「廃校したらどこに旅行に行こうかしら」という暢気な姿勢だったりからも伝わってきます。

なぜ「廃校問題」に焦点を当てないのか...という理由は単純で、それが作り手側の伝えたい本当のメッセージと何ら関係ないから...でしょう。

となると「廃校問題」は見せかけだけの「カセ」すなわち「マクガフィン」であることが第1話での扱いからも分かるようになっています。

とはいえ主人公たる穂乃果には「廃校阻止」に前向きになってもらう必要があります。なぜならその動機付けが無いと、物語が前に進んでいかないから

よって穂乃果にだけは「個人的な感情」で「廃校を阻止する」動機を持ってもらう必要がありました。だからこそ「家族の母校」という動機づけをシナリオ上では与えたのだとも分析できます。

さて「廃校問題」が「マクガフィン」であることの意図は、このずっと後に明らかになります。その説明はその時にでも。

 

☆その5 「ミュージカル」

物語冒頭、そして最後が「キャラクターが歌う」描写になっているのは、この作品が「ミュージカル作品」であることを記号的に示すためです。

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特に終盤。急に芝居がかった雰囲気で「どうしたら...」とつぶやくことり。それにつられるように次々と「どうしたら...」「いったいどうしたらいいの」とささやくキャラクターたち。

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「文脈を無視して急に歌い出す」のはミュージカルの基本姿勢。そしてこんな表現方法は「ミュージカルにしかない」表現方法でもあります。

急に歌ったり、急に踊ったり、急に心象風景と現実が交錯したり。ミュージカルの世界はとにもかくにも自由。そして自由だからこそシラフでは表現するのが恥ずかしいテーマでも堂々と主張することが出来ます

ラブライブが「伝えたいテーマ」。それをよりハッキリと打ち出すためには「ミュージカル」の方式をとるしかない。だから視聴者の皆さんもこの作品は「ミュージカル」だと思って楽しんでね。そんな作り手のメッセージをハッキリと感じるEDになっています。

実はもともと「けいおん!」のような日常系アニメとしての企画が進んでいた「ラブライブ」。そんな作品が「ミュージカル作品」へと方向転換したのは監督の強い意向があったから。そしてその意向がはっきりと反映されたからこそ、「ラブライブ」にはこの作品にしかない独自の魅力が生まれたのだと思います。

監督の勇気ある決断、そしてその決断を見事に形にしてみせたシリーズ構成・脚本の花田氏の手腕には敬服を覚えます。

 

☆その6 「ススメ→トゥモロウ

「だって可能性感じたんだ そうだ ススメ! 後悔したくない目の前に 僕らの道がある」

根拠のない可能性に導かれ、それでもその可能性を否定せず、飛び込む勇気を肯定する楽曲。それが「ススメ→トゥモロウ」です。

アニメ「ラブライブ!」はこの楽曲の力強いメッセージに導かれ、スタートを切りました。

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以後、この曲の持つメッセージは作品を通じての「テーマ」になり、後々は「サンシャイン」へも影響を与える「ラブライブ!」の「テーマ」そのものにもなって行きました。

思い返せば2010年代は「否定」の時代でした。なにかを始めようとすればやる前から「お前には無理だ!」と説き伏せられ、いざ始めてみればちょっとしたことで叩かれ、悪口を呟かれる時代。そんな中で若者は皆「始める」ことに臆病になっていました。そんな時「あきらめるなよ!やってみなよ!」と力強く主張する「ラブライブ」は、何か目に見えない「勇気」を与える作品になりました。だからこそ「ラブライブ」はここまで若者に愛され、支持される作品になったのでは...と思うのです。

「let's GO!可能性ある限り まだまだあきらめない!」

80年代~90年代初頭にはことさら主張する必要もなかった「バカバカしいくらいに前向きなメッセージ」は、今この時代だからこそ欲されていて、それは今なお変わらない気がします。

「私やっぱりやる!やるったらやる!」

理屈ではない、この主張をもって終了する第1話は、この主張故に視聴者を惹きつけた気がしてなりません。

「やるったらやる!」と、自分には簡単に言えない言葉を叫んだ少女がこれからどんな物語を歩んでいくのか。彼女の歩む道に、なにか希望を見出したい。そう願う多くの人々が「ラブライブ」を追う一人ひとりとなり、やがて大きな「現象」を生み出していった。そう考えるとこの第1話は「非常に大切な回」なんだなと改めて実感しました。

 

....というわけで第1話の考察...というか感想でした(笑)

今回は分析する要素がそれほどなかったため、ちょっと観念的な文章になってしまいましたが、次回以降は場面場面での考察なんかも増えていく気はしています。。

多分。。

また「ここがよう分からんから考察してくれい!」などの要望がございます場合にはご連絡いただけると幸いです。分かる要素であればなるべく本文内で考察してみたいと思いますので。あくまで私が分かれば....ですがm(__)m

 

それでは1期2期合わせて全26話。出来れば本編をAmazonプライムやHulu、バンダイチャンネルなんかで試聴しつつ読んでいただけるとこれ幸いでございます。

今後もよろしくお願いいたしますm(__)m

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