Love Live!Aftertalk!

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国木田花丸のことを考える夜。

 

3月4日はラブライブ!サンシャイン!!のキャラクター、国木田花丸の誕生日なのだそうだ。とはいえ彼女は二次元に生きる存在。永遠に高校1年生と高校2年生の狭間を(15歳と16歳の狭間を)彷徨う切ない存在でしかない。

そんな彼女に想いを馳せる。それにどれだけの価値があるのか。時折考えてしまう。

頼まれてもいないのに、僕は彼女のことをひたすらに考えてきた。目に見える情報以外のバックボーンが極めて希薄だからこそ、想像力を(といえば聞こえはいいけど妄想力を)フル回転させて、ひたすらに彼女のことを考えた。

彼女は日々何を感じ、何を考え、何を生きがいに生きているのか。

様々な切り口、観点からひたすらそれをあぶり出そうとした。けれども結局のところ、答えは帰ってこない。つまり、これは壮大な独り相撲なのだろう。

そう思い立つと、途端に彼女について考え続けることが無意味なような気がしてしまう。僕は彼女の何を知っているのか。何を分かっているのか。結局何も分かっていない。理解できていない。そんな現実に途方にくれる。

そんな最中。

『いや、そもそもお前は本当に考えつくしたのか?』

もう一人の僕が僕にささやく。

何を言い出すんだ?僕はもう十分にやった。それはお前が良く分かっているはずだ。

国木田花丸のことを考えるために、般若心経だって実存主義だって勉強しただろ?

『違う。そうじゃなくって、もっと身近なことだよ』

身近なこと?それって....。

『そう、例えば彼女の”食事”とかさ........』

"食事"?

何をいまさら。そもそも彼女にとっての食事がどんなものなのか、お前は妄想しただろう?彼女が太らないのは圧倒的な虚無を抱えているからうんたらかんたらみたいな。

『いやだからそうじゃなくってさ。もっと”身近”に考えるんだよ。』

.............。

ははは。とうとう気がふれてしまったようだ。ぼちぼち眠るとしようか。

 

 

 

 

 

 

 ・国木田花丸基礎代謝

 

国木田花丸の身長は152cm。高校1年生(16歳)の女子の平均身長が157cm前後であることを考えると、平均身長からはやや小柄である。因みにAqoursメンバーの中でももっとも小柄なのは国木田花丸である。

彼女の体重を指し示すエビデンスは残念ながら存在していないようだが、物の本によると推定47キロほどではないかと言われているそうだ(諸説あり)。

ちなみに物の本によると、152cmの女子の平均体重は43.2kgとのことで、国木田花丸は平均よりはちょっとぽっちゃり気味である、ということになる。

そうかね?僕はそうは思わないけどもね(?)

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ここから彼女の基礎代謝を計算する。

基礎代謝とは

基礎代謝(きそたいしゃ、英:Basal metabolism)とは、覚醒状態の生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動における必要最低限のエネルギーのことである。相当するエネルギー量(熱量)は、成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、1日に女性で約1,200、男性で約1,500キロカロリー(kcal)とされている。

 生命維持と書かれると聞こえが物騒だが、実際には「一日何もしないで生活していても消化されていくカロリー量」を指し示す基礎代謝。つまりこれと同じカロリー摂取を維持すれば体重は現状維持、多ければ太り、少なければ痩せる、と考えてもらえば良い。

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彼女の基礎代謝は1288kcal。若い分、一般女性の基礎代謝より若干高いものの、平均的と言わざるを得ない数値である。

本稿ではこのカロリーを仮に1キダ(1国木田花丸の意)とする。

これで彼女の”食事”における基本情報が手に入った。あとはこれを元に検証をするだけだ。

 

国木田花丸はいかに食べるか。

国木田花丸の一日の食事量を厳密に見極めるのは難しい。だがここで素晴らしい資料が手に入った。そう「劇場版ラブライブ!サンシャイン!!The School idol Movie Over the Rainbow」である。

イタリアで過ごす一日の中で、彼女が何を食していたのか。それを見極めるだけで、彼女の一日の摂取カロリーを正確に、余すことなく、把握することが可能となる。

ありがとう。酒井和男監督。

この素晴らしい作品を今すぐ鑑賞しよう。BDは絶賛発売中だ。

 

ーイタリア到着ー

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イタリア到着後すぐジェラートを摂取する国木田花丸。この女、カロリー摂取に余念がない。

イタリアンジェラートのカロリーを正確に算出するのは難しいが、物の本によると彼女が食していたピスタチオのジェラートは100gあたり約215kcal程度とみられる。

また前後の善子との会話から、国木田はこの間にもう一つジェラートを平らげているようなので、仮にその味をバニラ味と仮定した場合、そのカロリーは100gあたり約154kcalとなり、合計369kcalを摂取したことになる。

これをキダに当て込んだ場合、この質量は0.28キダとなる。

なお、一口目から平らげるまでの速度は約10秒と計測出来るため、つまり1秒で0.028キダを消費していることになる。これがいかに驚異的な数字なのか賢明な国木田花丸ファンの皆様であればすぐに理解されたであろう。国木田花丸恐ろしい食の怪物(モンスター)...。

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善子がまだ1個目を食べている途中でこの表情である。

 

フィレンツェ放浪ー

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フィレンツェを徘徊中にも国木田花丸のカロリー摂取には余念がない。皆が軽食を分け合う中、大き目のハンバーガーをペロリと平らげている。

このハンバーガーのカロリーを正確に測定することは難しいが、国木田花丸の小さくプリティなお顔と比較すればその大きさは一目瞭然である。

ここでは人気ハンバーガーチェーン「バーガーキング」の一番人気メニュー「ダブルワッパーチーズ」でそのカロリーを代替してみよう。

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そのカロリーなんと1160kcal。カロリーの化け物である。

この一発でなんと0.90キダを記録。脅威の数字だ。

さらにここで月ちゃんがフィレンツェ名物「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」を投入し、次なるカロリー摂取を迫る。

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物の本によるとビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの最低注文単位は2人前から。総重量は1kgになると言われている。りゅびぃちゃんのコンパクトな食欲を考えれば、この肉の9割は国木田花丸の胃に収められることは容易に想像出来る。

物の本によるとTボーンステーキの100gあたりのカロリー数は212kcal。つまり1キロでは2120kcalとなる。このうちの9割は実に1908kcal。

つまりこの昼食において国木田花丸は3068kcalもの熱量を胃に収めたことになるのだ。核融合炉なのか?

 

ー夕食ー

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これだけのフードファイトを収めておきながら、夕食ではこれまたステーキを食している。サイズ的には大分小さいものの、その質量はおよそ300g程度はありそうで、ここでも既に636kcalを余さず摂取。

更に善子と分け合ってはいるものの、ラザニア的なものまで食している。善子ちゃんの細身ボディから想像するに、彼女もまた決して食が太い方ではないだろうから、このラザニアもまた国木田花丸の体内火薬庫へと追加されていくのであろう。

物の本によるとラザニアの一人前(200g)カロリーは300kcalだという。これを2人前平らげたと想定すれば600kcalをラザニアのみで摂取、合計で1236kcalを摂取していることとなる。

昼食の強烈さから「そんなものか」と思うかもしれない。

けれど今賢明な読者の皆様から突っ込みが入った通り、この夕食でもなんと0.96キダもの熱量を摂取しているのである。国木田花丸恐ろしい子........。

 

・単位更新

 

以上がイタリアでの国木田花丸の一日の食事である。

合計カロリーは実に4673kcal。これをキダに直した場合3.62キダとなる。

20~30代の男性ボディビルダーの1日の基礎代謝が約3000kcalである、と考えれば、その数字がいかに驚異的かが分かるであろう。

そして賢明な読者様であればお気づきだろうとは思うが、ここで一つ皆様に謝罪せねばならないことがある。

そう、そもそもとして、キダという単位について今一度考え直さなければならない、ということだ。

私は同じ年ごろの、同じ身長の、女子の基礎代謝国木田花丸基礎代謝として設定したわけだが、それ自体が誤りであったことがこの検証から明らかであろう。

前段で書いた通り、基礎代謝とは「摂取カロリーと同じであれば、太りも痩せもしない基準値」であるわけで、その実国木田花丸はこの質量を摂取したとて体重や体調の変化に苦しんではいなかったわけである。

つまりどういうことか。

このイタリアで摂取した4673kcalこそが、国木田花丸基礎代謝、つまり「1キダ(1国木田花丸)」に相応しいのではないか、という仮説なのである。

もちろん、今、この最中、異論が多く噴出していることは否めない。

お叱りを受けることも想定している。それでもここで私は甘んじて力強く定義したい。

 

 

 

 

____1キダとは4673kcalなのだと。______

 

 

 

 

 

・おわりに

 

こうして今年も3月4日が終わっていく。

私は3月に一つ年を取るが、国木田花丸はずっと高校1年生と2年生の間を彷徨い続ける不変の星である。

また来年も、再来年も、その先も。

同じように私は年を重ね、国木田花丸は変わらない。

重ねられていく年月の中で、今日のこの記事も、この記事を”読んでしまった”という記憶もまた、忘却の彼方へと消えていくのだろう。

けれどふとした拍子に思い出してくれないだろうか。

1キダは4673kcalなのだ....と。

その瞬間に、あなたと国木田花丸とが再び出会う。

あの、可愛い美少女キャラクター、名前はなんだったかな。

そうだあれは、国木田花丸ちゃんだ。

1キダでおなじみの国木田花丸ちゃんだ。

そう、あなたが今わの際にでも思い出してくれるのであれば、この記事もその役目を果たしたと言えるだろう。*1

季節は巡り、人は移り変わり、時代も変わり、終わっていくけれど、国木田花丸を探求する日々は終わらない。つまりそういうことなのだ。

 

改めまして。

国木田花丸ちゃんお誕生日おめでとう。

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追伸:なんでこうなった。

 

*1:これが脳内ミームというものである。